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イグス（本社ドイツ）は、産業用ロボットのケーブルを安全・簡単・コンパクトにガイドするために、「トライフレックスR TRX」を開発しています*。トライフレックスR TRXは、内部に独自の伸縮機構を備えており、従来のロボット用ケーブル収納機構や巻取りシステムに代わるものとして、現在イグスの試験施設で様々なテストが行われています。

イグスの3次元動作用ケーブル保護管 エナジーチェーン「トライフレックスR」は、ロボット上のケーブルやホースを安全にガイドするために、様々な産業分野で使用されています。動作中のロボットの妨げとなるエネルギー供給システムのループ形成を防ぐ目的で、これまで第3軸上に巻取りシステムが使用されていました。しかし、ロボットのシステム軽量化、及びコンパクト化の流れに対応するため、新しいソリューションが必要となってきました。そこで、トライフレックスRをベースに巻取りシステムを統合した「トライフレックスR TRX」を開発し、第3軸に直接かつコンパクトに固定できる、省スペースなエネルギー供給システムを実現しました。独自の機構であるチェーンリンクとゴムバンドを採用することによって、耐ねじれ性を備え、最大で40％の長さ補正が可能です。そして、内蔵されたゴムバンドによって、チェーンリンクが常にスタート地点に戻るように働き、引き込む力を調整しています。ケーブルやホースは、トライフレックスR TRX内に特定のルールに基づいて収納され、TRXが伸びた状態でも位置がずれないように内部中央部で固定されています。

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